【PythonでCIVID-19分析】日本版(1) Part13: データの視覚化・分析 1-3

投稿者: | 2020年6月7日

Part12に引き続き、今回もデータの視覚化・分析編となります。

Part12でBIソフト Google データポータルを使用して視覚化を行いました。

今回はフィルー多機能を使ってより踏み込んだ分析を行ってみようと思います。

まずは都道府県別の累計感染者数からですが、データが2020/01/16から2020/05/24時点なので、最終日から遡った一週間分、2020/05/18から2020/05/24時点のデータを表示してみようと思います。

直近の一週間の数字を見れば最新の動向、状況の変化が見えるとの判断からです。

表示したグラフが以下となります。

まず分かるのが順位の変化。

神奈川県・東京都・北海道・大阪府・埼玉県・愛媛県・福岡県・石川県・千葉県・栃木県がトップ10となっています。

2020/01/16から2020/05/24では東京都・大阪府・神奈川県・北海道・埼玉県・千葉県・兵庫県・福岡県・愛知県・京都府がトップ10でした。

まず2020/01/16から2020/05/24の累計では一位だった東京都が2020/05/18から2020/05/24では二位に後退し、三位だった神奈川県が一位に、二位だった大阪府が四位に、四位だった北海道が三位になるなど順位の変動が見られます。

東京都に関しては不動の一位なイメージがありましたが、違ってきているのかもしれません。

また兵庫県・愛知県・京都府がトップ10圏外になり、新たに愛媛県・石川県・栃木県がトップ10入りしたことが分かります。

5月の間に都道府県内で感染状況に違いが生まれていることが分かります。

次に2020/01/16から2020/05/24の東京都と兵庫県を比較してみようと思います。

まず2020/01/16から2020/05/24の累計感染者数がまったく違います。

東京都が5,152件なのに対し、兵庫県は699件。

約7.3倍もの開きがあります。

また感染状況を見ると、山の形状は似通っていますが、兵庫県が4/11にピークを付けた後、徐々に感染者数が減っていっているのに対して、東京都は4/17と遅れてピークを付け、4/24、5/1にぶり返してからようやく減少傾向をみせています。

さらに兵庫県が5/17から感染者数0になっているのに対し、東京都は感染者数が一桁・二桁で推移し続けています。

東京都の感染者数が0になるのは容易ではなさそうです。

以上、2020/01/16から2020/05/24時点のデータを使って視覚化・分析を行ってみました。

次回は最新のデータをダウンロードして分析を行い一旦、日本版(1)は終了。

以降は、次のステップとして日本版(2)に取り組んでみようと思っています。

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