【PythonでCIVID-19分析】日本版(2) : データの視覚化・分析 2020/07/19時点

投稿者: | 2020年7月25日

2020/01/16から2020/07/19時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。

先に分析を行った日本版(1)で一週間の新規感染者数が、前々回6/29〜7/5が1,273人、前回7/6〜7/12が2,110人に対し、今回7/13〜7/19は3,375人と、それをさらに、しかも、大きく上回る上昇が確認されています。

感染地域も前々回6/29〜7/5は28都道府県、前回7/6〜7/12が34都道府県に対して、今回7/13〜7/19は39都道府県とやはり増加が確認されています。

ほぼ第二波の到来は確定と思われる状況であることを念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。

7/12迄は期間累計数字によるグラフで、日々の詳細な動きが掴めず、もどかしい思いをする状況が多かったのですが、今回からは念願の日別数字によるグラフを導入することができました。

この辺りの個人的な環境の変化も含めて、分析を楽しめたらと思います。

まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。

グラフを見て明らかなのは感染者数の増加。

4月の第一波に近い数値・形状を示していることからも、第二波の到来は確定かと思われます。

また、これまでもニュースで伝えられていたとおり、PCR検査数が着実に増えています。

特に今回7/13〜7/19の増加は、それ以前に比べても多きことが分かります。

また、グラフの傾きも感染者数とPCR検査数には相関関係が見られます。

そのことから感染者数の増加はPCR検査数の増加が原因と考えることができます。

もしそうだと、これまで数字に現れなかった感染者が数字になって見え始めただけで、実質的な数字は変わらないということになります。

しかし、月別での数字を見ると、一概にそうとは言い切れないようです。

月別の感染者数を見ると4月の第一波1,2361人以降、5月は2,488人・6月は1,748人と数が圧倒的に少なく、7月になって6,528人と再び大幅な増加となっています。

しかも7月の数字は19日時点の数字。

単純計算で一ヶ月に換算すると、6,528人÷19日×31日=10.650人となり、1万人が確実となります。

一方でPCR検査数の月別の数字を見ると4月1万1千件台・5月・6月は1万1千件台と1万2千件台と大差はありません。

7月は19日現在144,434人。

単純計算で一ヶ月に換算すると、144,434人÷19日×31日=235,655人。

4月の約2倍、5月・6月の1.9倍程度。

7月の感染者数を感染者数を10.650人と予想した場合の、5月の約4倍、6月の約6倍とはまったく合致しないことになります。

PCR検査数の増加が感染者数の増加の原因なら、5月・6月の段階で変化があっても良いはずです。

よって、PCR検査数の増加=感染者数の増加と単純に考える訳にはいかないようです。

現状、PCR検査数の増加も感染者数増加の一因ではあるが、純粋に感染者数が増加している、第二波が到来していると考える方が妥当に思われます。

一方で、死亡者数の増加は実に緩やかです。

7月に入って感染者数が急速に増える一方、死亡者は発生しても一日に1人か2人くらいで、0人の日の方が圧倒的に多いくらいです。

この事が日本の医療体制が優秀なことを示しているのか、それとも感染者数は増えているが、重傷者が少なく軽傷者が多いからなのかは分かりません。

しかし、医療崩壊の危機すら囁かれた4月の危機を乗り越え、今に至るまで死者数が少ないのは、明らかに医療関係者の努力の賜かと思います。

それは月別の7月の死亡者数が6月に比べても圧倒的に少ないことからも明らかです。

7/19の時点で11人。

単純計算で一ヶ月に換算すると、11人÷19日×31日=18人。

6月の81人の4分の1以下です。

さらに月別の数字を見ると死亡者数は4月の第一波以降の5月の方が多かったことが見てとれます。

その為、8月以降に死亡者数が増える可能性もありそうです。

7月も残り約10日ですが、CIVID-19を巡る状況はここにきて大きく状況が変わった間があります。

これが第二波なら8月は再び大幅か感染者数が増加する可能性が高くなると思われます。

その時、死亡者数にどういった変化が現れるのか、今から注目したい思います。

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