2020/01/16から2020/08/09時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で今回8/3〜8/9も前回の一日最多人数を更新していること。
その規模が第一波を大きく上回ること。
8月の累計感染者数が9日を経過した時点で既に第一波の四月の累計を上回っていること。
一方で、グラフの形状や感染地域の減少から、その勢いにも衰えが見え始めていることも分かっています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
まず気が付くのは7・8月第二波感染者数の多さと、それに比べて圧倒的に少ない死亡者数。
4月第一波のそれらと比べると、死亡者の少なさは際立っています。
月別の数字を見てもそれは明らか。
このことからCOVID-19に4月第一波と7・8月第二波とで何らかの違いが生まれている可能性が考えられます。
考える可能性はウイルスの変異による弱毒化。
4月第一波では、感染すると救急車で搬送され、ECUで人工呼吸器に繋がれた命が危険な状況になる、といったニュース映像がよく流されました。
7・8月第二波に関してはそういった映像をほとんど見かけません。
報道関係者が意識して使わなくなった可能性もありますが、死亡者数の少なさと無関係ではなさそうに感じられます。
ウイルスの弱毒化が正しいとすると、今後更に変異をして4月第一波を上回る強毒性となり再び死亡者数が増加する可能性もありえます。
その為、現在、感染者が多くても死亡者が少ないからといって、COVID-19を甘く見るのは間違いかと思われます。
ここ最近になってCOVID-19感染後の後遺症についてのニュースも目立ち始めています。
中には日常生活に支障をきたすような重い症状のものもあるようで、非常に気掛かりです。
後遺症の観点からも、COVID-19に感染するのは危険と判断できます。
結局のところ、新規感染者数をいかにして減らしてゆくのかが重要になりそうです。
しかし、生憎なことに、次回8/10〜8/16は盆休暇という長期休暇まっただ中。
増えることはあっても減ることはないと思われる状況。
その後も、この長期休暇の影響が続くことから、8月中の第二波の収束は難しそうです。
日本版(1)で予想した8月の累計感染者数は4万人台ですが、まかり間違うとそれを大きく上回るかもしれません。
第二波まっただ中の現在にあっては、まだ時期尚早ですが、新規感染者数に関しては、第二波も収まると思われる9月の数字の変化に今から注目を、8月に関しては引き続き死亡者数に注目をしたいと思います。