2020/01/16から2020/08/23時点のデータを使って日本のCIVID-19の状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で今回34週目(8/17〜8/23)の新規感染者数は、前回33週目(8/10〜8/16)を下回り、32週目(8/3〜8/9)をピークに二週連続で減少。
さらに今回34週目(8/17〜8/23)はGo Toキャンペーンや盆の長期休暇の影響から増加が予想されていたにも関わらずの減少となりました。
このことから、第二波の峠越えを感じさせる展開となっていることが分かっています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
今回から週別のグラフで分析を行います。
まず分かるのは死亡者数の増加。
感染者数が頭を打ったにも関わらず、死亡者数は前回を今回が上回る状況が続いています。
4月第一波と比べると数は明らかに少なく、このことは安心材料ですが、第二波開始から着実に増加していることに不気味さを感じます。
しかし、死亡者数は感染者数に遅れて連動するので、次回以降減少に転じれば、第二波収束の予兆となるかもしれません。
次に月別の数字を確認します。
8/23時点の8月の死亡者数は170人。
単純計算で
170人÷23日×31日=229人。
が8月の累計死亡者数と予測されます。
感染者数が減少傾向にあるので、上記数字より減ることはあっても増えることはないと思われます。
4月の350人、5月の477人と比べて、8月の死亡者数は少なく、それぞれ対4月47%、対5月36%に留まります。
これまでは感染者数に対しての死亡者数を考えてい来ましたが、相関を失っている感は否めません。
相関で考えるならPCR検査数と関係があるように考えられます。
PCR検査数の増加に伴い、死亡者数が減少しています。
韓国などはPCR検査数の拡充と初期対応の徹底で効果を上げています。
同じような効果が日本でも現れている可能性はあるかもしれません。
しかし、第一波と第二波の死亡者数の多寡の違いを示す決定的な証拠は今のところないようです。
第二波の最中なのでまだ気が早いかもしれませんが、秋以降の第三波に備えて何らかの明確な答えが見つかればと思います。
第一波の死亡者数は感染者数がピークを付けた2週後にピークを付け、以降は減少し、収束へと向かっています。
次回35週目(8/24〜8/30)の死亡者数の数字が、第二波の収束と9月以降のCOVID-19の動きを占う、重要な試金石となりそうです。