2020/01/16から2020/08/23時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
まずは全世界の感染者数・死亡者数・回復者数を確認してみます。
以下は全世界の週別・月別の数字となります。
週別のグラフを見て分かるのは感染者数・死亡者数共に頭打ち感が見られること。
感染者数に関しては31週目(7/27〜8/20)からほぼ横ばいの動きを、死亡者数も30週目(7/20〜7/26)から、こちらは多少の上下はしているものの横ばいの動きが見られます。
また感染者数・死亡者数共に今回34週目(8/17〜8/23)は前回33週目(8/10〜8/16)を下回っています。
これは明るい兆候であり、次回35週目(8/24〜8/30)以降もこの状況が続けば、世界的に変化が起こっていると考えられます。
しかし、月別の数字を見ると8月の死亡者数は相変わらず多く、7月よりは少ない者の、5月・6月と同程度の数字となりそうです。
週別の兆候が正しく、また継続すれば9月の数字は減少する可能性はあります。
月別数字で9月の死亡者数が減少に転じた時、その時こそが本当の世界的な変化の時なのかもしれません。
次にアメリカの状況も分析したいと思います。
以下はアメリカの週別・月別のグラフとなります。
週別のグラフを見ると、感染者数は29週目(7/13〜7/19)でピークを付けて以降は減少、死亡者数は31週目(7/27〜8/20)にピークを付けて、以降は今週が前週を下回る状況が続いています。
感染者数・死亡者数共に明確な減少傾向を示しており、山を越えた感があります。
月別の数字を見ると、8/23時点の8月の死亡者数は22,754人。
単純計算で22,754人÷23日×31日で30,668人。
週別で減少傾向が見られているので、3万人を下回る可能性も無きにしも非ずです。
しかし、その場合でも8月の累計死亡者数は7月を上回りそうです。
アメリカでは4月の第一波から感染者数が減ることなく7月に大幅増加の第二波。
しかし、死亡者数は4月に最多人数を記録した後、徐々に減少。
感染者数の増加もあり、7月には増加に転じたもののそれほど大幅ではなく、それは8月も同様の結果となりそうです。
一方で、このまま収束へと向かうかというと道のりはそう平易ではなさそうです。
これまでの4月から8月までの経過から考えると、
①ある程度減っても収束へとは向かわずに横ばい
②秋以降の第三波で再度爆発的な増加
③その後、その繰り返し、
そういった長期化の可能性の方が高そうです。
ワクチンの開発が待たれますが、それもまだ先の話なので、COVID-19とは長期的な取り組み・付き合いをあらためて考えておいた方が良さそうです。