2020/01/16から2020/08/30時点のデータを使って日本のCIVID-19の状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で今回35週目(8/24〜8/30)の感染者数は、前回34週目(8/17〜8/23)を下回り、32週目(8/3〜8/9)をピークに3週連続で減少。
まだ予断を許さない状況ではあるものの、第二波収束への兆候が見え始めたことが分かっています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
以下は感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数の週別のグラフとなります。
明白なのは死亡者数の増加。
感染者数が32週目(8/3〜8/9)をピークに減少を続けているにも関わらず、その数が増え続けています。
第一波よりも少ないものの、着実に数が増え続けています。
死亡者数がいつ頭打ちするのかが第二波収束への鍵になるかと思われます。
次に月別の数字を確認します。
8月の感染者数の多さが際立ちますが、それに比例して死亡者数も増加しています。
4月・5月に比べれば少ないともいえますが、7月の感染者数に対する死亡者数の少なさを考えると、死亡者数の増加が目立ちます。
8/30時点の8月の死亡者数は268人。
単純計算で
170人÷23日×31日=229人。
直前の8/30の死亡者数15人をプラスして、ざっと8月の累計数字を予測すると244人となります。
4月の350人、5月の477人と比べて、8月の死亡者数は明らかに少ないものの、7月の37人からの増え方はやはり多い。
今後は、9月のどの時点で死亡者数が減少に転じるか、さらに最終的に9月の死亡者数がどれくらいになるかが焦点となりそうです。
9月の死亡者数に下げ止まりが見えないと、第二波収束は遠のきそうな気配です。
感染者数に関してはPCR検査数を積極的に増やしていることもあり、4月・5月と
7月・8月を比べること自体がナンセンスなのかもしれません。
そのことを考えると、やはり重要なのは死亡者数。
第一波は17週目(8/3〜8/9)に頭打ちをして、その後7週間程の時間をかけて収束へと向かっています。
第二波がいつピークを付けるのかは分かりませんが、仮に今回ピークを付けたと仮定したとすると、収束するのは10月半ば。
まだまだ、先は長そうです。
秋以降に威力を増すことも予想されており、第二波は収束せず、そのまま継続して年末へという流れも考えられます。
という悲観的な予想はさておき、まずは目の前の9月が重要。
9月の死亡者数が8月に対してどう変化するのかに今から注目したいと思います。