2020/01/16から2020/09/13時点のデータを使って日本のCIVID-19の状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で今回37週目(9/7〜9/13)の感染者数は3,723人。
前回36週目(8/31〜9/6)の3,912人を下回り、32週目(8/3〜8/9)の9,583人をピークに5週連続で減少を達成しています。
一方で、過去4週と比べて減少幅が少ないことも分かっています。
その為、感染者数の見る限り、来週以降の更なる減少に黄色信号が灯った感がある状況となり、前回見え始めた第二波収束に不透明感が漂い始めています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
以下は感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数の週別のグラフとなります。
まず注目したいのは死亡者数。
前回35週目(8/24〜8/30)にようやく減少に転じた死亡者数が、今回37週目(9/7〜9/13)も減少が続いています。
これで二週連続の減少となります。
しかし、先述のとおり、感染者数の減少に減速感、それも過去4週に比べると大きな減速感が見られることから、来週以降の減少には不透明感が漂います。
次に月別の数字を確認します。
9月の累計死亡者数は13日経過した時点で146人
単純計算で9月の累計数字を予測すると
146人÷13人×30日=337人。
これは8月の累計死亡者数285人を上回ります。
希望的観測として次回以降も死亡者数が減少すると考えて先の数字を
9掛けしても303人、
8掛けしても269人、
と良くても8月の累計死亡者数程度の数字しか導けません。
これまでは感染者数に比べて死亡者数が少ないという楽観論もありましたが、9月の累計死亡者数が、8月のそれを上回る状況になると、そうは言ってはいられなくなるかもしれません。
感染拡大が予想されている秋を本格に迎えるに当たって、考え方をあらためる必要もあるかもしれません。
また前回、
4月に始まった第一波が4月・5月と死亡者数が増加し、6月に収束したことを考えると、7月に始まった第二波は8月・9月と増加した後、10月に収束する可能性があります。
週足で死亡者数の減少が確認されているので、次週以降もこの傾向が続けば、10月収束の可能性が高まります。
といった分析を行いましたか、この予想には黄信号がともった感があります。
次回38週目(9/14〜9/20)の分析で、今後の動きが明らかになってくると思われます。
何にせよ、9月の結果、特に死亡者数が今後の動きを占う上で重要になるのは間違いなさそうです。