2020/01/16から2020/09/20時点のデータを使って日本のCIVID-19の状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で今回38週目(9/14〜9/20)の感染者数は3,445人。
前回37週目(9/7〜9/13)の3,720人を下回り、32週目(8/3〜8/9)の9,583人をピークに6週連続で感染者数の減少を達成しています。
しかし、前回37週目(9/7〜9/13)でも顕著になっていましたが、減少幅はそれ以前に比べて少なくなっており、それは今回38週目(9/14〜9/20)でも継続しています。
さらに9月は19日〜22日まで4連休がありある為、感染者数の減少は次回以降も続くより、逆に増加に転じる可能性が高そうです。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
以下は感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数の週別のグラフとなります。
まず注目したいのは死亡者数。
前々回35週目(8/24〜8/30)に減少に転じた死亡者数は、前回37週目(9/7〜9/13)に引き続き、今回38週目(9/14〜9/20)も減少しています。
これで三週連続の減少となります。
感染者数の減少幅がここ2週減っているにも関わらずの、死亡者数の堅調な減少は注目に値します。
次回以降感染者数が増加に転じても、死亡者数の減少が続く、そんな事が起こるる可能性が出ている可能性が考えられます。
次に月別の数字を確認します。
9月の累計死亡者数は20日経過した時点で204人。
単純計算で9月の累計数字を予測すると『204人÷20人×30日=306人』となります。
8月の累計死亡者数285人を上回りますが、4月の第一波が感染者数の増加した4月より5月の死亡者数の方が多かった事を考えると、妥当な数字かもしれません。
死亡者数が第一波に倣うと考えるのは楽観的に過ぎますが、10月の死亡者数が減少となる可能性を頭に置いておく必要はありそうです。
第二波の死亡者数は第一波よりも少ない現実を考えると、あり得る可能性かと思います。
さらに9月の2日時点の累計感染者数は10,688人。
死亡者数同様に単純計算で9月の累計数字を予測すると『10,688人÷20人×30日=16,032人』。
これは7月の17,367人を下回り、4月の12,361人を上回ります。
しかし、PCR検査数が8月で4月・5月の約4.5倍、9月でも4倍以上が予想される事を考えると、9月の予想累計感染者数は16,032人という数字は、それほど悪いものではないかもしれません。
現状ワクチンが完成せず、後遺症も多く報告されている現在、感染者数に収束へ明確な兆候が見られないことは気がかりですが、感染者数に対して死亡者数が少ないことは明らかな事実です。
先述のとおり日本では9月は19日〜22日までに4連休がありました。
今回38週目(9/14〜9/20)時点での連休前半の観光地は、これまでの自粛ムード一転、大勢の人出で賑わったという報道が見られました。
次回39週目(9/21〜9/27)以降にこの影響が見られるのは確実。
感染者数・死亡者数がどう変化するのかに注目したいと思います。