2020/01/16から2020/09/20時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
まずは全世界の感染者数・死亡者数・回復者数を確認してみます。
以下は全世界の週別のグラフとなります。
週別のグラフを見て分かるのは頭打ち感が見られていた感染者数が今回37週目(9/7〜9/13)で再び増加に転じていること。
一方で死亡者数に関しては、前回37週目(9/7〜9/13)で一旦増加に転じたものの、今回37週目(9/7〜9/13)で再び減少転じています。
今回37週目(9/7〜9/13)の死亡者数は36,822人。
これは前々回36週目(8/31〜9/6)の36,986人とほぼ同数。
一歩後退して一方前進し、元に戻ったに過ぎない状況です。
次回以降、さらに増えるのか?それとも減るのか?
先の見えない状況となっています。
次回以降も感染者数が増えても死亡者数が減る状況が続くのか、それともこれは一過性のものに過ぎないのかを注意深く見守りたいと思います。
次に月別のグラフを見てみます。
9月の累計感染者数・累計死亡者数は20日を経過した時点で5,543,270人・110,160人。
単純計算で9月累計を予想すると、
累計感染者数:5,543,270人÷20人×30日=8,314,905人
累計死亡者数110,160人÷20人×30日=165,240人
となり、累計感染者数は8月の788,208人を上回るものの、死亡者数は8月の175,222人、7月の166,952人を下回ります。
あくまでも単純計算での予想ですが、ここからも感染者数の増加=死亡者数の増加ではなくなっていることが見て取れます。
実際に9月の数字が確定してみないことには分かりませんが、もし感染者増加・死亡者現象となった場合、10月以降の感染者数・死亡者数の動きが、9月を継続するかに注目されます。
次にブラジルの状況を分析したいと思います。
ブラジルというと、米国・ブラジルとの3カ国でCOVID-19の感染者数の半分余りを占める、新型コロナ大国。
以下の私の2020/9/13時点の資料でですが、
全世界の
感染者数:28,902,753人
死亡者数:922,737人
アメリカ・インド・ブラジルの
感染者数:15,604,384人(53%)
死亡者数:404,282人(43%)
アメリカ・インド・ブラジルを除いた国々の
感染者数:13,298,369人(47%)
死亡者数:518,455人(57%)
なので、アメリカ・インド・ブラジルの感染者数が15,604,384人で全世界53%を占めることとなり、報道が正しいことが裏付けられます。
ちなみに、死亡者数に関しては43%。
過半数には及びませんが、今後の展開というよりは、国々の対応次第では、あり得ない可能性でもなさそうです。
ブラジルというとアメリカに次いで感染者数・死亡者数の累計が共に第二位として有名でしたが、ここ最近になって感染者数こそインドにその座を譲ったものの、相変わらず多い国であることに変わりはありません。
以下はブラジルの日別・週別・月別のグラフとなります。
まず月別のグラフを見て分かるのは感染者数が8月に頭打ちしていること。
さらに死亡者数は7月で頭打ちし、8月に現象に転じています。
週別のグラフを見ると30週目(7/20〜7/26)をピークに右肩下がりを描き、明確な減少が確認されます。
今回38週目(9/14〜9/20)で感染者数・死亡者数共に増加に転じているのは気掛かりですが、減少傾向が見られているのは良い兆候です。
単純計算で9月累計を予想すると、
累計感染者数:636,357人÷20人×30日=954,535人
累計死亡者数:15,514人÷20人×30日=23,271人
となり、感染者数・死亡者数共に8月の数字を下回り、二ヶ月連続して減少が続くことになりそうです。
この傾向が10月以降も続くのかは今現在は不透明ですが、ブラジルのCOVID-19を取り巻く状況は徐々に変化が、しかも、良い変化が起こっていることが窺えます。
今回から世界の感染者数・死亡者数の多い国トップ10の累計・直近一ヶ月・直近一週間のグラフを作成してみました。
以下が、それらとなります。
ブラジルの状況は
全 期 間:感染者数:第3位 死亡者数:第2位
直近一ヶ月:感染者数:第3位 死亡者数:第3位
直近一週間:感染者数:第3位 死亡者数:第3位
となっています。
全期間でこそ死亡者数は第2位ですが、その他は感染者数・死亡者数共に第3位となっています。
また、直近一ヶ月・一週間をみると、
直近一ヶ月
アメリカ:感染者数:1,237,032人 死亡者数:25,278人
ブラジル:感染者数:1,042,654人 死亡者数:24,591人
直近一週間
アメリカ:感染者数:290,757人 死亡者数:5,438人
ブラジル:感染者数:214,174人 死亡者数:5,270人
で感染者数は第2位のアメリカよりかなり少ない状況ですが、死亡者数に関してはほぼ同等の数字となっています。
このことを踏まえると、まだまだ状況は予断を許さない状況が続いているとも考えられます。
特に死亡者数に関しては、日本が累計で1,499人であることを考えると、毎月その16倍の人がなくなっていることになり、このことからも死亡者数の多さが際立ちます。
日本
月別感染者数・死亡者数
2020/09/20時点
以上のことから日本、ブラジルのみならず全世界において、COVID-19の収束にはまだまだ長い時間が必要となるのは間違いなさそうです。