【PythonでCIVID-19分析】世界版 : データの視覚化・分析 2020/09/27時点(全世界&韓国)

投稿者: | 2020年10月3日

2020/01/16から2020/09/27時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。

今回から世界各国の感染状況が分かるグラフを用意しました。

以下が累計・直近一ヶ月・直近一週間の世界のトップ10となります。

累計こそアメリカが感染者数・死亡者数共に1位ですが、直近一ヶ月・一週間に目を移すと、インドが1位となっています。

報道でもインドの感染者数の増加が報道されていますが、このグラフを見ればその報道が正しいことが一目瞭然です。

直近一ヶ月・一週間の状況は他国を大きく引き離しての1位。

また、アメリカ。ブラジル・インドの三カ国の累計感染者数は1,084,996人で全世界2,055,752人の約53%を占める状況。

いかに上位三カ国の感染状況が悪いかが分かります。

この状況に変化が出ると、COVID-19の状況に明るい兆しが見えるかもしれませんが、まだまだ先のことと思われます。

次に全世界の感染者数・死亡者数・回復者数を確認してみます。

以下は全世界の週別のグラフとなります。

まず分かるのは感染者数に関しては高止まり、死亡者数に関しては下げ止まりの状況であることでしょうか。

前回38週目(9/14〜9/20)の時点で感染者数は増加、死亡者数は下落に転じましたが、今回39週目(9/21〜9/27)では再び方向感を失っています。

COVID-19は全世界147カ国が影響を受けている大災害。

様々な国で様々な事情によって数字が増減します。

全ての国が揃って同じ状況になることはありません。

次に月別のグラフを見てみます。

9月の累計感染者数・累計死亡者数は27日時点で7,600,472人・147,199人。

最新7/27の数字を単純に三倍して上記数字に加算し、単純計算で9月累計を予想すると、

累計感染者数:7,600,472人(237,712×3日)=8,313,608人

累計死亡者数147,199人+(3,591×3日)=157,972人

となります。

この予想どおりなった場合、感染者数は累計最多8月の7,886,469人を上回り、死亡者数は7月の166,952人、8月の175,222人を下回ることになります。

感染者数が増えても、死亡者数が減少する状況となりますが、これはここ最近の世界的な傾向。

感染した場合、その後の後遺症が気になるところですが、もしかかっても死亡する可能性が少ないことは良いことです。

10月もこの状況が続くのか、それとも状況が変わるのかは現時点では分かりかねます。

今後も死亡者数に注目しつつ状況を追いかけたいと思います。

次に韓国の状況を分析したいと思います。

韓国というとCOVID-19対策の優等生。

感染拡大初期の段階でCOVID-19を封じ込めたことで有名な国です

しかし、ここ最近になってその状況に変化が見られているという報道がなされています。

一時は封じ込めに成功した感染者が、再び増え始めているとのことなので、手元の資料で確認をしてみたいと思います。

以下は韓国の日別・週別の新規感染者・死亡者数・回復者数です。

感染者数増加の報道がよく見られましたが、グラフを確認すると問題なのは感染者より死亡者数の増加の方にあると判断されます。

死亡者数は感染者数に遅れて増えるので、今後の推移を見守る必要はありますが、確実な増加が確認されます。

次に韓国の月別の状況を確認してみます。

増加の兆候は感染者数で6月・7月、死亡者数で7月・8月で見られ、それぞれ8月、9月に爆発的な増加が確認されます。

興味深いのは、韓国では感染者数が2月・3月、死亡者数は3月・4月に大幅な増加がみられることです。

以下は日本の月別のグラフですが、

感染者数は4月、死亡者数は4月・5月に増加していることが分かります。

いずれも韓国は日本より一ヶ月早い動きであったことが確認できます。

COVID-19は中国の武漢で初めて確認されたと言われていますが、地理的・経済的に中国と近い韓国で感染者数・死亡者数が日本より早く増加したことは不思議ではないでしょう。

数字的に日本と比べてみると

累計感染者数
韓国:23,661人
日本:82,186人

累計死亡者数
韓国:406人
日本:1,549人

となり、韓国の感染者数は日本の約29%、死亡者数は27%とそれぞれ約3分の1であることが確認されます。

優等生であることには変わりありません。

しかし、9月の死亡者数82人で、これは4月の85人に肉薄する数字です。

感染者数は8月の5,846人に対し、9月は残り3日を残した9/27の時点で3,479人と下回ることが確実なので、これは安心材料です。

しかし、10月の感染者数が4月から7月、死亡者数が5月から8月のレベルに戻らない場合、韓国の今後は油断を許さない状況になったと考えられます。

秋・冬と今後感染が増加する季節を迎えることから、年末にかけて日本・韓国のみならず、多くの国々で混乱が起こるのは間違いなさそうです。

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