2020/01/16から2020/11/01時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、10月の総括と11月の展望を分析してみようと思います。
まずは日本全国の日別・週別の感染状況を確認してみます。
日別・週別のグラフを見て明らかなのは感染者数の緩やかな増加。
39週目(9/21〜9/27)の2,996人を底に緩やかな上昇カーブを描いています。
気になるのは44週目(10/26〜11/1)の週に感染者数が大きく跳ね上がっていること。
第二波終了後の底である39週目(9/21〜9/27)を起点に最新の44週目(10/26〜11/1)までの前週比を表示した上記表を確認すると、40週目(9/28〜10/4)に504人に跳ね上がったものの、一旦79人・105人にまで減少。
しかし、その後すぐ265人にまで倍増し、さらにその翌週には3倍以上にまで感染者数が膨れ上がっています。
以下表は第一波の底である21週目(5/18〜5/24)から第二波の最多人数を記録した32週目(8/3〜8/9)までを同じ要領で追いかけたものです。
もし、第三波が第二波に近い動きを見せるとするなら、次週以降、四桁台の感染者数を記録する週が数週間続く可能性があります。
このまま三桁台の感染者数で踏みとどまれれば良いでしょうが、冬本番を迎えてヨーロッパで起こっている感染者数急増を考えると、日本が例外になる可能性は低そうです。
以下は通期での週別感染者数のランキング表ですが、最新44週目(10/26〜11/1)は4819人で歴代第7位。
第三波はまだ始まったばかりなので、今後、さらに上位に食い込んで行く可能性は高そうです。
2020年も残り2ヶ月ですが、まだまだCOVID-19による影響は強く続きそう、と言うより、むしろこれから本格化しそうです。
次に都道府県別の直近一週間の感染状況を見てみようと思います。
44週目(10/26〜11/1)時点の感染地域は47都道府県の内の39都道府県。
10月最初の週、40週目(9/28〜10/4)と比べると感染地域は1県増えただけですが、感染者数は1315人多い状況。
日本全国で感染者数が増加する中、以前から感染者数は減少傾向を見せる一方、多かった地域は確実に増加するといった地域性も見らます。
以外なのは東京都の状況。
真っ先に急伸しそうなところ、逆に減少しています。
一方で大阪府・神奈川県・北海道で感染者数の急激な増加がみられています。
北海道の急伸は一足早い冬の到来が影響している可能性が高そうです。
第二波の際は一時期、47都道府県全国で感染者が出る一歩手前までいったことがあります。
今後、感染地域が増えてくると危険さは増しそうです。
今後次第ではありますが、年末年始にかけて47都道府県全国での感染者発生の可能性も考えておく必要がありそうです。
最後に月別数字を確認してみます
10月の確定数字は17,535人。
前月9月の15,030人を上回ります。
さらに第二波直前7月の17,346人とも数字的に近いことから、11月に感染の拡大が広がれば、8月第二波と同じ3万人台の感染者数もあり得そうです。
現在、経済支援策としてGo To トラベル・イート キャンペーンが政府主導で展開されています。
感染が広がりやすい冬本番の時期にこれらがどのような影響を与えるのか、とても気になるところです。