2020/01/22から2020/12/06時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況、2020年の総括と2021年の展望を分析してみようと思います。
まずは全世界の感染者数・死亡者数・回復者数を確認してみます。
以下は全世界の週別・月別のグラフとなります。
上記グラフから、2020年はコロナに始まり、コロナで終わったと言っても過言ではないと思います。
2020年の全世界の
累計感染者数は83,424,456人、
累計死亡者数は1,818,117人、
でした。
感染者数は1月からひたすら右肩上がり。
12月の時点で最大感染者数を記録しています。
死亡者数に関しては4月の第一波以降は、その4月の数字を超えることはなく、横ばいの状態が続いていましたが、北半球が冬本番を向かえた11月から死亡者数が急伸。
こちらも感染者数同様に13月に最多人数を記録しています。
幸いなことに感染者数は50週目(12/7〜12/13)に、死亡者数も翌週の51週目(12/14〜12/20)を峠に減少傾向に転じています。
1月の状況を確認してみないと楽観はできませんが、2021年に向けての明るい材料ではあると思います。
次に累計・直近一ヶ月・直近一週間の世界各国の感染者数・死亡者数トップ10を確認してみます。
2020年を通して感染者数・死亡者数共に圧倒的な多さとなったのはアメリカ。
累計感染者数:19,968,087人
累計死亡者数:345,737人
他を寄せ付けない多さには驚くしかありません。
それは直近一ヶ月・一週間を見ても明らかで、アメリカはいずれも不動の一位にあります。
いずれも2位と4倍近い差をつける圧倒差。
2020年の累計死亡者数に関しては第二次世界大戦の約29万人を上回っており、アメリカがいかにウイルスとの戦争に苦戦してるかが窺えます。
また、イギリス・イタリア・ドイツ・フランスなど、いわゆる先進国の数が多いことも気になります。
上記4つのグラフを見比べると共通する特徴が見られます。
感染者数の秋から冬にかけての9月・10月頃から増加。
死亡者数は4月の第一波と、それ以降の感染抑止、10・11月頃からの急激な増加。
一旦は封じ込めに成功したと思われていましたが、ウイルスの感染しやすい時期になって総崩れになった感があります。
先進国ほど医療や福祉、衛生など環境が恵まれている為に、低く抑えられていると考えられがちですが、結果は相反しています。
原因のひとつとして挙げるげられているのは国民性や習慣・文化で、主義としてマスク着用をしない、外出自粛を守らない、ハグやキスなどの習慣・文化など、感染が拡大する要因がありそうです。
一方で通期で感染者数10,266,674人で2位・死亡者数148,738人で3位のインドは直近一ヶ月では感染者数7位・死亡者数10位、直近一週間では感染者数6位・死亡者数に関してはランク外と感染者数・死亡者数共に改善が見られます。
これらがどのような結果によるのかは分かりませんが、今後冬から春へと季節が移ろうことで、感染者数・死亡者数にどのように影響が出てくるのか、今から気になるところです。