【PythonでCIVID-19分析】世界版 : 7月の総括と8月の展望 2021/8/1時点

投稿者: | 2021年8月29日

2020/01/22から2021/8/1時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況、7月の総括と8月の展望を分析してみようと思います。

まずは全世界の感染者数・死亡者数を確認してみます。

以下は全世界の月別のグラフとなります。

7月の累計死亡者数は269,702人。

6月の累計死亡者数282,658人から僅かながら減少となっています。

一方で感染者数は15,667,862人と6月の11,472,382人から大幅に増加しています。

これは8月の死亡者数の上昇を示唆します。

実際2021年の2月・3月の感染者数・死亡者数の推移と告示した動きとなっており、2021年4月は感染者数・死亡者数共に大幅な増加を記録しています。

このことからも これは8月の死亡者数の上昇は避けられない可能性が高そうです。

次に累計・直近一ヶ月・直近一週間の世界の感染者数・死亡者数トップ10を確認してみます。

注目すべきはインドネシアの死亡者数・感染者数の急増。

直近一ヶ月では感染者数で3位、死亡者数に至っては1位となっています。

さらに直近一週間でも同様の結果となっています。

特に死亡者数では二位のブラジルの約二倍の大差となっており、その深刻さが伺えます。

また、6月時点で大きく順位を後退させていたアメリカが感染者数で直近一ヶ月・一週間で1位に返り咲いています。

一方で死亡者数に関しては直近一ヶ月で9位、直近一週間で7位と感染者数の増加ほど順位の増加はありません。

ワクチン接種の効果と思われますが、デルタ株やさらなる変異株の登場次第では、再びアメリカが上位に浮上する可能性もありえます。

ワクチン先進国のイギリスも感染者数でも感染者数が急増しており、こちらは 直近一ヶ月・一週間で死亡者数がトップ10圏外を維持していますが、8月以降ランクインをするようなことがあれば、世界的に危機的な状況の再来の可能性も考えられます。

その点で、ワクチン接種先進国であるアメリカ・イギリスの死亡者数の動向に、8月以降注目が集まる状況となっています。

以下はアメリカ・ブラジル・インド・日本の感染者数・死亡者数のグラフです。

感染者数を見ると、アメリカ・ブラジル・インドが拮抗する状況となっています。

しかし、ブラジル・インドが減少しているのに対し、アメリカは増加しているのが対照的です。

一方で、死亡者数に関しては アメリカ・ブラジル・インド で減少が続いています。

アメリカは1月を、ブラジルは4月を、インドが5月をピークに、以降は継続して減少を続けています。

この傾向が続けば良し、続かなければ、その時こそ変異株やその他これまでとは違って別の要因が発生したと考えることができそうです。

次にイギリス・フランス・ドイツ・イタリアの感染者数・死亡者数の確認を行います。

感染者数を見ると イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・日本の五カ国全てで増加が見られます。

特にイギリスの増加が顕著で、これはワクチンの摂取が感染者数の抑制とは繋がらないことを示唆しています。

一方で死亡者数はイギリスで増加が見られるものの、感染者数ほどの増加は見られません。

これは死亡者数の抑制に感染者数が有効に働いていることを示しています。

日本の死亡者数を見ると、5月をピークに減少傾向が続いています。

これはワクチン接種の進行と軌を一にしています。

私個人は本来なら一回目を摂取しているはずですが、ワクチン不足で延期の憂き目にあっています。

同じ状況に陥っている方も多いかもしれません。

しかし、これはワクチン接種が遅れている日本で、今後接種が大きく進む状況であるとも言えます。

新たな変異株の存在等、気になる状況ではありますが、まずはワクチン接種を進めるべきでしょう。

昨年と同じ状況が続くなら、今年も11月頃から再び感染者数が急増する可能性があります。

それまでにワクチン接種普及率を上げ、感染時の症状を抑え、死亡率を減らすことを今は目指すべきでしょう。

COVID-19の収束はまだまだ遠い状況。

今後も死亡者数に注視しつつ、分析を続けたいと思います。

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