2020/02/08から2022/03/06時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、2022年2月の総括と3月の展望を分析してみようと思います。
先に分析を行った世界版で月別で感染者数が、週別では感染者数・死亡者数が世界のトップ10にランクインしたことが分かっています。
これはこれまでになかったことで、COVID-19を巡る状況に大きな転換点が訪れていることを示唆している可能性があります。
判断するにはまだ時期尚早ですが、今後起こりうる可能性の一つとして頭の片隅においておく必要があるとは思います。
上記を念頭に置いて、日本版(1)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の日別・週別の感染状況を確認してみます。
確認できるのは感染者数の減少傾向。
2022年6週目(01/31〜02/06)の598,747人をピークに減少傾向が確認されます。
それでも最も新しい週、 2022年6週目(02/28〜03/06)の440,742人でも第5波の週最多感染者数15.8万人の約3倍となり、感染者数が多い状況に変わりありません。
次に都道府県別の直近一ヶ月の感染状況を見てみようと思います。
今回は47都道府県全てで感染者数が確認され、その内の37地域で増加、10地域では減少が確認されます。
前月比を見ると、減少している地域より、増加している地域の数字の方が一桁多いので、これでは増えこそすれ減ることはありません。
オミクロン株恐るべしといった状況に陥っています。
以下は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の首都圏と、大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県・北海道の過去緊急事態宣言発出地域の感染者数の推移を表示したグラフです。
いずれの地域でも2月は1月の倍の数字。
1月ですらこれまでになく多い数字だったのに、2月は異次元の領域に入っていると言えます。
2021年12月末のこれまでになく少ない状況からわずか二ヶ月の出来事とは思えませんが、これが現実です。
次に月別数字を確認してみます
2022年2月の確定数字は2,093,445人。
1月の1,043,007人のほぼ倍。
前月の2021年12月が5,813人だったことが嘘の様な多さ。
僅か1ヶ月で約179倍、二ヶ月で約360倍になっています。
さらに過去最多だった第5波、2021年8月の567,572人と比べても1月は約1.8倍、2月は約3.7倍。
オミクロン株の感染力の強さを物語ります。
日本の感染者数が世界ランキングでトップ10入りしたことは先に述べたとおりです。
直近一ヶ月では9位。
直近一週間に至っては5位となっています。
これはこれまでになかったことです。
日本が世界に近付いたのか、それとも世界が日本に近付いたのかは3月以降の推移を確認する必要がありますが、この変化がCOVID-19を巡る状況に大きな変化が見られ始めている先触れの可能性があります。
確実に言えるのは、現時点で3月の日本の感染者数が大きく減る可能性はありそうにありません。