2020/01/16から2022/04/03時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、2022年3月の総括と4月の展望を分析してみようと思います。
。先に分析を行った世界版で、
感染者数の直近一ヶ月で8位、直近一週間では世界7位にランクイン。
一方で前回は 直近一週間で 世界 6位にランク入していた死亡者数は、トップ10圏外。
もちろん直近一ヶ月でも同様の結果で、一安心の状況となっています。
しかし 日本版(1) では、2022年3月の感染者数は、20221月の約1.4倍、第五波2021年8月の約3倍と相変わらず多い状況が確認されています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは週別の死亡者数を確認します。
今回の最低死亡者数は 14週目( 03/28〜04/03)の519人。
2022年9週目( 02/21〜02/27)に記録した過去最高の1,625人の約3分の1まで減少。
しかし、第5波の週最大死亡者数443人よりも未だに多い状況です。
感染者数を見ると着実な減少が見られるものの、やはりいまだに多い状況が続いています。
また、今回最終週になる14週目( 03/28〜04/03)に増加に転じており、4月のさらなる感染者数減少に疑問符が付いています。
次に月別の死亡者数を確認します。
2022年3月の確定死亡者数は 4,464人。
2022年2月の4,841人からわずかに減少となっています。
これは前回予想に近い数字となっています。
3月の死亡者数は6日経過した時点ですでに1302人。
単純計算で2月の死亡者数を予想すると、
6,727人=1,302人÷6日×31日
2月を上回ることとなります。
しかし、重傷者数を見ると週別で2月後半から、月別では3月に入って重傷者数が変更しています。
このことから上記数字よりはすくなるなる可能性はありそうです。
しかし、それでも良くて2月と同じ程度と思われます。
死亡者数は感染者数に遅れて推移するので、順当に行けば4月も減少となりそうです。
3日経過した時点の数字を元に、単純計算で4月の死亡者数を予想すると、
1,890人=189人÷3日×30日
となり、半分程度の減少が見込まれます。
以下は投資の値動きの予測に使われる移動平均線を描いたグラフとなります。
上が感染者数のグラフ、下が死亡者数のそれとなります。
移動平均線は短期を7日、中期を28日、長期を70日の三本です。
以下はPythonを使って導き出した感染者数・ 死亡者数 のゴールデンクロス・デッドクロスが発生した日時です。
Pythonで導き出した結果を見ると、感染者数で短期12/12・中期12/24・長期12/30に、死亡者数共で短期12/07・中期01/09・長期01/09にゴールデンクロスが発生しています。
ゴールデンクロス発生後は、感染者数・死亡者数共にこれまでにない急激な勢いでの増加を示しています。
これもオミクロン株の特徴を示していると思います。
短期の移動平均線は、感染者数は圧倒的に、死亡者数もわずか1ヶ月で第5波を越える状況となっています。
2月以降も増加することが予想され、2月でピークを付ければ御の字、場合によっては3月にまでずれ込む可能性がありそうです。
昨年末の時点では日本は場合によっては感染収束も考えられる様な感染者数の少ない状況ですが、1月に入って状況急転しました。
昨年末からの世界の状況を見ていれば当然の状況かも知れませんが、昨年末から年初までの経緯を考えると残念でなりません。
今回の分析で第6波の到来は確定と考えて良いでしょう。
また、オミクロン株は感染力は強いが重症化リスクは低いと言われていましたが、感染者数が絶対的に多いことから、死亡者数も多くなりそうな気配です。
実際、2月は6日が経過した時点で532人。
これを基準に単純計算をすると、
単純計算で2月の死亡者数を予想すると、
2882人=532人÷6日×28日
となり、第5波2021年9月の1,607人どころか、これまでの月間最多死亡者数の第4波2021年2,819人を越える勢いです。
2022年もCOVID-19との戦いは続きそうです。
引き続き感染予防に努めたいと思います。