2020/01/22から2022/09/04時点のデータを使って世界のCIVID-19の感染状況、2022年8月の総括と9月の展望を分析してみようと思います。
まずは全世界の月別の感染者数・死亡者数を確認してみます。
以下は全世界の月別のグラフとなります。
2022年8月の累計死亡者数は73,618人。
6月に43909人で底を付けた後、7月に60,936人と再び上昇に転じた格好です。
しかし、それでも2022年3月の92,033人やそれ以前の状況に比べれば少ない死亡者数が続いている状況とも言えます。
また、死亡率を調べてみても、時間の経過とともに低下していることが確認されます。
2020年2月の51.8人をピークに、最新月の2022年8月は2.9人にまで減少しています。
一方で前月の2022年7月の2.1人より0.8人に増加しているのが気掛かりです。
次に累計・直近一ヶ月・直近一週間の世界の感染者数・死亡者数トップ10を確認してみます。
日本は直近一週間で感染者数で1位、死亡者数で2位となっています。
直近一ヶ月でも感染者数で1位、死亡者数でも2位と、こちらもTOP10どころか上位を独占する状況となっています。
2022年に入ってから爆発的に感染爆発したオミクロン株の感染力の強さに驚かされます。
日本は世界的に見ても非常に悪い状況と言えます。
しかし、これが正しい状況かというと疑義が付きます。
日本の状況は確かに悪い。
しかし、逆に世界、他の国はそれほど状況が好転しているのでしょうか?
問題に思っているのは、今、各国の数字の根拠が曖昧になっている為です。
各国が同じ条件、同じ根拠で数字をカウントしているのかが分からなくなっている。
それが今の世界の現状ではないでしょうか?
2022年4月の感染者・死亡者数の大きな減少はどう説明すればいいのでしょうか?
個人的には世界的にCOVID-19への関心が急速に薄れている様に思えます。
そして、それが数字の減少となって目に見える形で現れている。
海外のニュースやスポーツイベントを見ているとマスクをしている人の少ないことに気が付きます。
いまだに私を含め、日本を見渡すとマスク着用の人が圧倒的多数。
この違いが数字のカウントの違いに現れている様に思えます。
そして、日本もいよいよ世界寄りのコロナ対策に移行しようとしています。
実際、日本でも全数把握を取りやめる動きが始まっています。
こうなるとますます数字の根拠は薄弱になります。
しかし、コロナ禍が始まってから約3年。
初期の毒性の強さによる死亡者数の多さから考えると、現在の死亡者が圧倒的に少ないことは事実。
それは先の死亡率の大幅な減少からも確認されています。
そろそろウィズコロナに向けた動きを日本が始めてもおかしくない頃合いかもしれません。
さらに2020年5月から開始し、6月から分析を開始した同ブログ。
元々は転職を目的としたプログラミング言語Pythonとデータサイエンスの学習の一環と始めましたが、こちらも本格的な転職へ向けて次の段階に進む時が来たのかもしれません。