2020/01/16から2020/07/12時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
まずは日本全国の日付別の感染状況を確認してみます。
先週の時点でグラフは第二波の到来を予感させる右肩上がりでしたが、今週の数字の跳ね上がりを見る限り、第二波が到来したのではないかと思われる状況です。
先々週の最大値が112人、先週が268人だったの対し、今週は倍以上の420人。
先々週の3.75倍、先週の1.57倍であり、感染者数の増加は明らかです。
また、420人という数字は4/23以来。
約3ヶ月を経ての第二波の到来と言えます。
週初めこそ、173人、203人、204人と200人前後で推移していましたが、中盤から後半にかけて350人、420人、373人、387人と倍増しています。
第一波の一日の最大感染者数は691人。
来週以降数字が増え続け、これに近い数字が出ると第二波の到来は確実と思われます。
次に都道府県別の直近一週間の感染状況を確認してみようと思います。
相変わらず東京都の数字の大きさが際立ちます。
また、神奈川県・埼玉県・千葉県の隣接する地域も相変わらずの多さ。
注目すべきは、先々週19都道府県、前回は28都道府県だった感染地域が、今回は34都道府県にまで増えていることです。
確実に感染区域も増えています。
一週間の感染者数も先々週560人、先週1,273人の2,110人。
先々週の3.77倍、先週の1.66倍と増え方が顕著で、やはりここからも第二波の到来を感じさせる数字の推移となっています。
群馬県・岡山県・鳥取県では感染者がいなくなり、新たに和歌山県、沖縄県・徳島県・三重県・青森県・長野県・福井県・福島県・香川県で感染者が発生しています。
先週もそうでしたが東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の首都圏の感染者は、今週も神奈川県を除いてどれも倍増しています。
さらに大阪府は2.21倍、京都府は1.77倍、兵庫県は3.71倍など増え方が顕著な地域も増えています。
また、今週感染者の発生した地域の和歌山県はいきなり16人、沖縄県6人、徳島県・三重県4人、青森件3人など、比較的多めの人数でスタートしていることも気になります。
北海道と鹿児島県で大きな減少が見られたのが幸いですが、こちらも来週以降どうなるかは分かりません。
上記のことから感染地域・感染者数の増加を考えると、やはり第二波の到来を感じさせれます。
次に東京都と私の所在地である兵庫県の感染状況を比べてみます。
兵庫県の2020/07/6〜2020/07/12の一週間の新規感染者数は27人でした。
2020/06/29〜2020/07/5が7人だったことを考えると、やはり状況が大きく変化していることを感じます。
一方の東京都は2020/06/29〜2020/07/5が652人だったのに対し、2020/07/6〜2020/07/12が1162人。
母数の大きさにより3.86倍、1.78倍と開きはありますが、それを差し引きして考えても感染者数の増加は顕著。
明らかに兵庫県の状況は以前と異なってきていることが分かります。
人数の多寡はさておき、東京都と増加の状況が似ていることから、やはり第二波の到来を感じさせられます。
第一波を4月、第二波を7月と考えると、その期間を比べてみると見えてくるものがあるかと思います。
その為、順番が前後しますが、再び日本全国に戻って、各区間を表示して比較してみようと思います。
データが7/12までのものなので、4/1〜4/12、7/1〜7/12をそれぞれ表示したグラフを以下に用意しました。
日本全国の感染者数は第一波の4/1〜4/12が5,160人、第二波と思われる7/1〜7/12が3.142人で、人数的には約1.6倍の開きがあります。
また、感染者数の最大値も第一波は4/11に691人を記録しているのに対し、第二波とおもわれる7月は10に420人と約1.5倍の開きがあります。
第一波と第二波が同じ人数になるとは限りませんが、近付いているのは間違いありません。
以下は月別の感染者数ですが、7月は12日までの分にも関わらず、すでに4月以外の月の累計を追い越しています。
単純に7/1〜7/12の3.142人を2.5倍して1ヶ月に換算すると7、855人。
4月の累計11.952には及ばないものの、第二波と呼ぶには十分な人数と思えます。
7/22からは「Go Toキャンペーン」が開始されます。
CIVID-19流行後に国内観光需要喚起を目的とした政府主導のキャンペーンとのことですが、第二波が起こりつつある現在に行うべきかには疑問です。
今後の状況次第では第一波に追い付き、追い越す可能性もありえそうです。