2020/01/16から2020/07/19時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
まずは日本全国の日付別の感染状況を確認してみます。
前々回6/29〜7/5、前回7/6〜7/12の時点で右肩上がりの上昇は明確でしたが、今回7/13〜7/19はそれをさらに、しかも、大きく上回る上昇を示しています。
今週の一日最多人数は652人。
これは第一波の4/11の691人に次ぐ数字であり、その時の二番目の数字である4/10の642人を上回る数字です。
このことから、4月第一波を上回る感染者数が出るのは時間の問題かと思われる状況です。
というか、もう第二波と考えても良い状況ではないでしょうか?
グラフの形状を見る限り、第一波に匹敵する状況に陥っているのは明白です。
今週は週初めこそ247人、328人でしたが、その後は437人を記録した翌日から620人、589人、652人、502人と500人台、600人台に跳ね上がっています。
最後に記録した502人をピークに数字が減って行けば良いのですが、第一波の状況を考えると、これからが本番と考える方が妥当かと思われます。
次に都道府県別の直近一週間の感染状況を確認してみようと思います。
相変わらず東京都の数字の大きさが際立ちます。
また、神奈川県・埼玉県・千葉県の隣接する地域も相変わらずの多さ。
しかし、今回は大阪府・愛知県の大幅な増加が気になります。
大阪府は前回7/6〜7/12の4位からに2位に、愛知県は20位から一気に6位にまで上昇しています。
東京都とその隣接県から別の大都市に飛び火した可能性が考えられます。
感染地域も前々回6/29〜7/5が28都道府県、前回7/6〜7/12が34都道府県だったのに対し、今回7/13〜7/19は39都道府県にまで拡大しています。
一週間の感染者数も前々回6/29〜7/5が1,273人の前回7/6〜7/12が2,110人に対し、今回7/13〜7/19は3,375人とこちらも大幅な増加です。
徳島県・宮崎県で感染者がいなくなり、新たに岡山県・群馬県・山口県・石川県・高知県・島根県・熊本県で感染者が発生しています。
全ての都道府県で感染者が増えているのかというと、そうではなく、鹿児島県・和歌山県・沖縄県・富山県・青森県では感染者数の減少が見られたのは幸いですが、圧倒的に増加した地域の方が多いことに変わりはありません。
次に第一波を4月、第二波を7月と考え、同じ期間を比べてみようと思います。
同じ19日までの時点で4月第一波が8,582人に対し、7月第二波は6,517人と約2000人の開きがあります。
しかし、4月第一波の最多人数である4/11の691人と7月第二波の最多人数652人の位置を揃え、同じ期間を比較すると状況が異なります。
4月第一波が5,469人、7月第二波が5,485人と似た数字となるからです。
さらに言うなら7月第二波の方が、僅かならも人数が多いことも見逃せません。
同じ状況で推移するなら7月第二波は、4月第一波を上回る規模になりそうだと予想されます。
月別の数字を見ると4月は11,952人、7月は19日の時点で6,517人です。
7月の累計数字を単純に予想すると、現在の6,517人を19日で割り、一ヶ月の31日で掛けると10,633人となります。
先に見たように、7月第二波が4月第一波より強いなら、最終的には7月の数字を上回る可能性も十分にありそうです。
最後に東京都と私の所在地である兵庫県の感染状況を比べてみます。
兵庫県の今回7/13〜7/19の一週間の新規感染者数は97人でした。
前回7/6〜7/12が26人だったので約3.6倍の大幅な増加です。
一方の東京都は前回7/6〜2020/07/12が1162人に対し1484人で約1.27倍。
東京都は高止まりの傾向が見られますが、兵庫県はこれからが第二波の本場ではないかと思われます。
興味深いのは東京都は前回7/6〜7/12の時点で4月第一波の一日最多人数を更新し、さら今回7/13〜7/19にもそれを更新していることです。
一方で兵庫県は今回7/13〜7/19の時点でも4月第一波の一日最多人数を更新を更新していません。
グラフの形状を見ると東京都の7/4あたりが兵庫県の7/17あたりに該当しそうです。
そう考えると今後2週間ほどかけて4月第一波の一日最多人数を更新してきそうです。
そしてもしそうなった場合、その時こそ7月第二波の到来は間違いないと考えて良さそうです。
7/22からは7/23〜26の四連休に合わせて「Go Toキャンペーン」が開始されます。
人の移動がCOVID-19にどれほど影響するのかを判断するのには良い機会かも知れませんが、感染者数増加のリスクの高さを考えると、今から空恐ろしくもあります。
一方で経済を止めると国がどうなるか、また今後の自分自身がどうなるかを考ええた場合、長期的な視野に立ち、COVID-19とは上手く付き合って暮らしてゆくしかないとも思います。
何にせよ、7/23〜26の四連休とGo Toキャンペーンの結果は次回・次々回で目に見える数字になって表れると思うので、今から注目して待ちたいと思います。