2020/01/16から2020/08/02時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で前回7/20〜7/26の一日最多人数966人を7/31に1,575人を記録して一週間で更新。
さらに8/2に1,324人と1,300人台、7/29と7/30には1243人と1242人とそれぞれ1200人を記録するなど1,000人越えの日が続いております。
確定した7月の数字を確認して見ても、4月第一波の11,952人に対し、7月第二波は17,348人。
第二波の到来が確定の状態となっています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
グラフの新規感染者数を見て明らかなのは、第二波が第一波を上回る規模であるということ。
また、これでピークを付ければ良いのですが、まだまだ勢いがあり、今後も新規感染者数の一日最多人数を更新しそうな情勢となっています。
これが7/22から始まったGo Toキャンペーンによりものかというというと、微妙なところですが、少なからず影響はありそうです。
7/23〜26の四連休はちょうどコロナ疲れと重なった時節。
Go Toキャンペーンという政府の後押しもあって、それがさらに助長された感があります。
一方でPCR検査数も確実に増えており、第一波4月が症状の発生した人がほとんどだったのに対し、自覚はないが検査を受けたら陽性だった人が増えていることも考えられます。
その為、単純に新規感染者数=コロナ危機と考えられなくなってもいます。
さらに、今回の新型コロナウイルス『COVID-19』は罹患していても無自覚、症状が出ないというケースがままあるという、奇妙な特徴ががります。
もしそれが正しく、相当数いるなら、ますます感染者数の増加だけを気にするのも正しいことではないように思われます。
確定した7月の数字と4月の数字を比較すると、ある特徴的な点が見当たります。
それは圧倒的な死亡者数の少なさです。
第一波は4月に新規感染者数が爆発的に増加。
それに比例して死亡者数も3月の51人から、4月は359人・5月477人と急激に増加しています。
一方で、第二波は7月に感染者数が爆発的増加していますが、死亡者数は6月の81人に対し、7月は37人に減少しています。
さらに言うなら、7月の37人は、3月の51人よりも少ない。
このことから、COVID-19を取り巻く状況に、何かしら大きな変化が起こっているのではないかと思われます。
日本の医療体制・医療関係者の優秀さは以前から言われており、また、困難な状況な状況が続く中、働くそれらの方々には感謝しかありません。
一方で、そういった方面から画期的・効果的な施策が講じられたと言う話しを聞きません。
もちろん日々の努力は地味で目立たないものではあります。
しかし、第一波に比べて第二波の死亡者数が圧倒的に少ない理由が、そういった方面から見当たらないのは事実です。
そうなるとCOVID-19自体に何らかの変化が起こっていることが考えられます。
考えられる可能性としてはCOVID-19の弱毒性。
ウイルスが変異して、毒性が弱まっていることが考えられます。
死亡者数の少ない理由としても整合性があります。
もしこれが正しいとすると、第三波以降でさらに変異して、今度は毒素が増し死亡者が急増という最悪の事態もありえますが、今はそんな先の自体を心配しても始まりません。
第二波の現在に戻りますが、ウイルスの弱毒性への変異は、可能性の一つとしてはありえるとは思えます。
以上のことを踏まえると、これからは感染者数よりも死亡者数に注目した方が良いのかもしれません。
また、感染者数に関しては、単純に増減ではなく、その内容に踏み込む必要がありそうです。
どのような状況の感染者(重傷なのか、中等症なのか、軽傷なのか)が、そそれぞれどの人数発生したのを汁必要がありそうです。
しかし、残念ながら、現在の私にはそれらのデータを追いかけるのは困難です。
現在使用しているデータにはそれらが存在せず、また、それらをあらためて収集し処理するとなると、すぐに実現するのは今の私には困難な作業です。
その為、今後に関しては、感染者数よりも、死亡者数の方に重点を置いた分析に軸足を移したいと思います。
次回8/3〜8/9の分析の際には、7/22から始まったGo Toキャンペーンと、7/23〜26の四連休の四連休の影響がより顕著に見えてくるかと思います。
次回の死亡者数がどう変化するのかに、注目したいと思います。