【PythonでCIVID-19分析】日本版(1) : データの視覚化・分析 2020/10/04時点

投稿者: | 2020年10月8日

02020/01/16から2020/10/04時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況を分析してみようと思います。

まずは日本全国の日別・週別の感染状況を確認してみます。

週別のグラフを見てまっさきに分かるのは感染者数が増加に転じたこと。

今回40週目(9/28〜10/4)の感染者数は3,504人となっており、前回39週目(9/21〜9/27)の3,004人を500人上回ります。

32週目(8/3〜8/9)の9,579人をピークに7週連続で減少を続けていましたが、その記録もここで途切れることとなります。

9/19〜22の四連休とGo To トラベル キャンペーンの影響がそろそろ数字となって現れ始めた格好です。

この増加が一時的な増加なのか、それとも次回以降は減少に戻るのか、次回以降の動きが今から注目されます。

次に都道府県別の直近一週間の感染状況を見てみようと思います。

今回40週目(9/28〜10/4)の感染地域は47都道府県の内の38都道府県。

前回39週目(9/21〜9/27)の35都道府県から4県の増加となっています。

増減の内訳を確認すると

増減内訳今回前回
増加2517
減少1322
変化無し98

となり、

増加が25・減少が13で増加が減少をほぼ二倍で上回る状況となっております。

9/19〜22の四連休とGo To トラベル キャンペーンの影響がここからも見て取れます

次に月別数字を確認してみます

9月の累計感染者数が確定したので、まずはそちらから確認してみます。

9月の累計感染者数は15,029人

これは爆発的に増加した8月の31,918人はもちろん、7月の感染者数17,346人も下回ります。

4月の感染者数11,952人は上回るものの、PCR検査数が当時の約4倍に増えていることを考えると、9月の15,029人は悪くない数字かと思われます。

次に10月の数字を確認します。

10月の累計感染者数は4日の時点で2,114人。

4日経過した時点で既に6月の1,741人を上回り、5月の2,433人に迫ります。

上記の状況からCOVID-19の収束はまだまだ先のことと考えざるを得ない状況です。

累計で5月・6月の状況がいつなるのかに注目ですが、現状、予測のつかない状況となっています。

最後に東京都と私の所在地である兵庫県の感染状況を比べてみます。

兵庫県の今回40週目(9/28〜10/4)の一週間の感染者数は124人

前回39週目(9/21〜9/27)の99人を上回ります。

これは日本全国、東京都と連動した動きとなります。

次に月別の東京都と兵庫県の感染状況を確認します。

まずは9月の確定数字を確認します。

兵庫県の9月の累計感染者数は442人

8月の1,055人・7月の514人のみならず、4月の498人も下回ります。

一方で東京都は4,921人で8月の8,126人・7月の6,466人を下回りますが、4月の3,846人は上回ります。

日本全国と東京都は相関がありますが、兵庫県に関しては4月の状況に関して相関が見られない状況です。

大阪府・神奈川県・愛知県など感染者数上位の府県も東京都と相関があるので、感染者数の多い地域に見られる状況のなのかもしれません。

次に10月の兵庫県の感染者数は4日が経過した時点で81人

5月の累計感染者数53人、6月の7人を既に大きく上回っています。

一方で東京都は10/4時点の感染者数は746人で、5月の957人、6月の994人を下回ります。

兵庫県と東京都とは異なる動きになっていますが、感染者数の多い東京都の減少は歓迎すべき事態かと思われます。

しかし、ここからもCOVID-19の早期収束は見込めそうにない状況です。

以上のことから

兵庫県の9月の累計は20日の時点で399人

残り3日なので直近9/27の感染者数16人を3倍した38人を上記数字に加算すると9月の予想累計感染者数は447人

7月の累計感染者数514人を下回り、かつ4月の498人も下回ります。

同じ要領で東京都の9月の累計感染者数を予想すると4,440人+(144人×3)=4872人となり、こちらも7月の累計感染者数6,466人を下回り、4月のそれ3,248人は上回ります。

4月と7月の感染者数が兵庫県と東京都で異なるので、一概には比較できませんが、9月の感染者数の減少傾向は明らかなことは確認できるかと思います。

しかし、次回40週目(9/28〜10/4)は9/19〜22の四連休の影響が出始める頃合いです。

また、季節が秋に突入したことにより感染が広がりやすい状況。

さらに、国のGo To キャンペーンにより混乱が予想され、一本調子の減少は望めない状況となっています。

これらの要因をもろともせず、10月も減少が続けば、年末、さらには来年に向けて明るい展望が見え始めるかと思います。

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