2020/01/16から2020/12/06時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、10月の総括と11月の展望を分析してみようと思います。
先に分析を行った日本版(1)で49週目(11/30〜12/6)の時点で、感染者数の大幅な増加、第二波を上回る最多人数を記録したことが確認されています。
上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。
まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。
以下は感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数の週別のグラフとなります。
まずは死亡者数を確認します。
49週目(11/30〜12/6)に直近最多人数の216人を記録。
これは第一波の17週目(4/20〜4/26)に記録して、第二波には破られなかった187人を上回ります。
感染者数も11月の第三波で、7・8月の第二波の最多人数を更新しており、第三波がいかに強いかを物語っています。
また、死亡者数は感染者数に遅れて最大値をつけるので、死亡者数に関しては次回以降さらに最多人数を更新する可能性があります。
第二波までは感染者数に比べて死亡者数が少ないということで楽観的な部分もありましたが、第三波に入って感染者数が多く死亡者数も多いとその様相を変えた感があります。
さらにPCR検査が従来より少ない中での感染者数・死亡者数の記録更新なので、第三波の強さは疑いようがないと思われます。
次に月別の数字を確認します。
11月の確定死亡者数は373人。
これは第2位の4月359人を上回るものの、最多人数である5月の477人は下回ります。
しかし、12月の死亡者数が6日を経過した時点で196人を記録。
このままの感染状況が続くと、5月477人を上回る可能性も無きにしもあらずと言った状況です。
先にも述べたとおり、第三波は、第二波まの感染者数に比べて死亡者数が少ない状況から一変、感染者数が多く死亡者数も多いという悪い状況へと移行しています。
2020年も残り一ヶ月を切りましたが、最後の最後で感染者数・死亡者数で悪い記録を更新。
平和で穏やかな年末年始とは無縁となりそうな気配です。