【PythonでCIVID-19分析】日本版(2) : 3月の総括と4月の展望 2021/3/31時点

投稿者: | 2021年4月18日

2020/01/16から2021/3/31時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、2月の総括と3月の展望を分析してみようと思います。

先に分析を行った日本版(1)で、緊急事態宣言の効果で2月に減少していた感染者数が、3月になって再びジワジワと増加に転じていることが確認されています。

上記を念頭に置いて、日本版(2)の分析に取り組みたいと思います。

まずは日本全国の感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数を確認してみます。

以下は感染者数・死亡者数・回復者数・PCR検査数の週別のグラフとなります。

まずは死亡者数を確認します。

6週目(2/1〜2/7)に過去最多人数の673人を記録し、それをピークに減少に転じていて、それは13週目(3/22〜3/28)まで継続しています。

これは感染者数が増加に転じる兆候が見えていることから良い材料ですが、死亡者数は感染者数に遅れて同じ動きを見せることから、現時点で喜ぶことはできません。

4月以降の数字の推移を確認する必要があります。

次に月別の数字を確認します。

3月の確定死亡者数は1,274人

2月の確定死亡者数は2,165人から891人、1月の2,261人からも987人の大幅な減少となります。

しかし、第一波の最多死亡者月が5月の477人、第二波が8月の285人であることを考えるとそれぞれ約2.7倍、約4.5倍と明らかに多い状況が続いています。

週別の数字で分かった様に、死亡者数の減少が続いています。

しかし、感染者数が増加に転じ、4月もそれが継続しそうな状況から、死亡者数も増加に転じる可能性が高く、第一波・第二波の状況には近付くより、遠ざかる可能性の方が高そうです。

当面は2020年12月の1,321人をいつ下回るのかに注目されます。

前々回から2016年・2017年のインフルエンザの数字を参考に、今年一年の死亡者数推移の予想を始めてみました。

今回は予測結果確認の二回目となります。

前回の2020年2月迄の確定数字に数字に、今回3月の確定数字を加えたのが以下のグラフとなります。

予想では3月は減少でしたが、結果も減少。

驚いたことに数字も予測1,266人に対し、実際が1,274人だったので、非常に近い数字となりました。

4月の死亡者数の予測は741人。

しかし、先の分析から、3月は感染者数の増加が確認されており、死亡者数は感染者数に遅れて数字に表れることから、4月の死亡者数は3月より増加が予想されています。

予測の数字はインフルエンザを参考に行っているので、違っても不思議はありません。

また、もし一年を通して結果が大きく異なれば、COVID-19はインフルエンザとはことなることが証明されることになります。

それはさておき4月の数字ですが、心情的には減少を期待したいところですが、分析結果から論理的に考えると増加が妥当なところかと思われます。

最終的に4月の結果がどうなるのか、今から気掛かりでなりません。

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