2020/02/08から2021/10/31時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、10月の総括と11月の展望を分析してみようと思います。
まずは日本全国の日別・週別の感染状況を確認してみます。
確認できるのは感染者数の大幅で驚異的な減少。
最新の44週目(10/25〜10/31)に1,823人を記録。
これは2020年18週週目(4/27〜5/3)に記録した1,647人に次ぐ少なさ。
78週ぶり、約一年半ぶりの快挙と言えます。
また、34週目(8/16〜8/22)に157,405人に過去最高を記録してから僅か10週での出来事。
色々な意味で大きな変化、しかも、良い変化が起こっていると考えられます。
前回の時点で『第五波は収束したと考えて良さそうな状況』と分析しましたが、今回は『第五波は収束したと宣言できる状況』と言えます。
次に都道府県別の直近一ヶ月の感染状況を見てみようと思います。
先月に引き続き47都道府県の中、全てが減少しています。
二ヶ月続いての47都道府県感染者減少。
これも感染者数の大幅な減少に引き続いての快挙解いてます。
感染地域のTOPは大阪府。
TOP4を形成していた埼玉県・千葉県もランク外に順位を下げています
これまでにもあった感染者数が減ると現れる現象。
住民には良い数字ではありませんが、感染者減少確認の目安にはなります。
以下は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の首都圏と、大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県・北海道の過去緊急事態宣言発出地域の感染者数の推移を表示したグラフです。
当然のことながらいずれの都道府県でも減少が確認されています。
次に月別数字を確認してみます
2021年10月の確定数字は17,324人。
この数字は2021年8月の確定数字564,016人に対して3%、9月の確定数字207,854人に対して8.3%です。
さらに2020年9月の15,928人に次ぐ少なさ。
約一年ぶりの状況改善となります。
8月の確定数字564,016人の36%にまで減少しています。
上記のようにあらゆる部分で大幅な改善が確認されましたが、問題はこれがいつまで継続するかです。
世界を見渡すと再び感染拡大の傾向が各国でみられています。
第5波は収束しましたが、次は第6波に備える必要があります。
もし、上記数字を下回るようなことがあれば、 COVID-19自身やそれを取り巻く状況に変化が起こったと考えることもできそうですが、こればかりは10月とそれ以降の数字が明らかになってみないと分かりません。
今現在分かっていることは、9月末時点の数字から第五波は収束したと考えて良さそうだということでしょう。
これまでの月別の推移をみると一ヶ月、もしくは二ヶ月程度のインターバールを経て再び次の波が襲ってきています。
さらに2020年末の推移を見ると、11月から再び増加、12月、翌年1月と大幅な感染者数増加となっていることが見て取れます。
そのことから今年も早ければ11月、遅くとも12月に第6波入り。
ピークは2022年1月もしくは2月という展開となりそうです。