2020/02/08から2022/01/02時点のデータを使って日本のCIVID-19の感染状況、12月と2021年を総括してみようと思います。
まずは日本全国の日別・週別の感染状況を確認してみます。
確認できるのは感染者数の大幅な減少と維持。
8/20に25,975人の過去最多を記録して以降に下落を開始。
一ヶ月後の9/20に1,915人、二ヶ月後の10/20には427人、3ヶ月後の11/20には122人、4ヶ月後の12/20には110人と大きく減少しています。
0人になることはありませんが、これは他の感染症でも同じでしょう。
11月以降は100人今日で推移しており、1月にこの状況が続くか否かで、今後の感染状況を占うことができるかと思います。
日別・週別の感染者数を見ていて共通に思うのは12月後半になってから感染者数が増加していること。
日別だと2022/1/2の時点で479人、2022年1週目 (12/27〜1/2)に2,688人と、日別で100人強、週別で600人強まで減っていた感染者数が大きく増えています。
この状況を見ると、1月以降の感染者数の減少は難しい様に思われます。
次に都道府県別の直近一ヶ月の感染状況を見てみようと思います。
今回は47都道府県の内、31地域で増加、12地域で減少、4地域で変わらずとなっています。
鳥取県・愛媛県で感染者数0人が確認されますが、こちらは前回の宮城県・山梨県で感染者数0人だった2地域が入れ替わっただけで増えた訳ではありません。
先の日本全国の日別・週別でも確認できた通り12月に入って増加傾向が見て取ることができます。
また前回の時点で以下のように記しましたが、
感染拡大時に不動の1位の東京都は2位となっています。
この順位が入れ替わると再び感染拡大が懸念されます。
今回この入れ替わりが実現しています。
その為、この点からも1月から増加の可能性が見て取れます。
以下は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の首都圏と、大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県・北海道の過去緊急事態宣言発出地域の感染者数の推移を表示したグラフです。
通期で見ると増加幅はまだ少ない状況が見て取れいます。
しかし、次月以降に目立った変化が現れる可能性が高いのは先に示した通りです。
次に月別数字を確認してみます
2021年11月の確定数字は5,734人。
11月の4,368人から1,366人の増加。
少ない状況ではあるものの、増加傾向が確認され1月以降に不安が残る状況です。
最後に2020年・2021年の年別の状況を確認します。
2020年が233,960人に対して、2021年は1492825人。
2020年のカウントが2月だったことを差し引いても2021年の多さが際立ちます。
2022年が過去二年に比べてどの程度の感染者数になるのか。
2020年程度に戻れば良いのですが、現時点では難しいと思われます。
それというのも、世界を見渡してみると再び感染爆発が起こっているからです。
さらに、いずれの国も過去最多の感染者数を記録しています。
新たな変異種『オミクロン株』の影響と言われており、その感染力の強さによるものと思われます。
また、ワクチンの効果が切れ始める接種者が出始めているのも原因のようです。
3回目のブースター接種を国も出始めているようですが、二度接種した人の感染が多く報告されており、感染の抑止に繋がるかは未知数のようです。
以上のことから、日本も1月には再び感染者の増加、それも速いスピードでの爆発的な増加の可能性が考えられます。
現時点での落ち着きからは想像もつきませんが、来るべき第六波に今から備えたいと思います。